車を大きく分けるとAT車（オートマ車）とMT車（マニュアル車）の二つに分かれます。
自家用車で言うと９割以上がAT車に乗っているという結果も出ています。更には最近では男女問わず自動車免許を取得する時にAT限定免許を取得される人が増えてきています。
そんなオートマ最盛期の時代に敢えてマニュアル車に乗るメリットはあるのでしょうか？
そこで今回はMT車のメリットとデメリット、マニュアル車とオートマ車の違いをご紹介していきます。
当サイトは元ディーラー営業マンならではの厳選された最適な情報しか記載していません。
また、マニュアル車に乗っているからこそ分かる情報もお伝えしますのでお見逃しなく！
マニュアル車とオートマ車の違いとは？
MT車とAT車の違いはギアチェンジの操作を自分でするか、車がするかの違いになります。
| マニュアル車（MT車） | ギアチェンジは自分でする |
| オートマ車（AT車） | 車がギアチェンジをする |
MT車はギアをチェンジする時に、クラッチとブレーキを使用しながら自分でギアを変えるのに対して、AT車では特別な操作をせずに自動的にギアが切り替わります。
マニュアル車とオートマ車の特徴は？
マニュアル車の特徴
車を運転する際、基本的にギアをチェンジして速度や進む方向を変えていると思いますが、MT車では変速時の操作を運転手が自分で行う必要があり、クラッチ、アクセルを使いながらその時の状況に合わせてギアを変えていきます。
最初は運転に慣れるまでギアチェンジを行うのが難しく、エンストを起こすこともあるので、初乗りの人は運転が難しいと感じることも多々あるかもしれません。しかし、運転する時にその場の状況に合わせて自分でギアチェンジするので、運転する楽しみを味わうことができます。
また、自分でギアを操作することから、AT車に起こりがちなギアの入れ間違いで踏み間違え事故を起こしてしまった。といった操作ミスが起こりにくいのもMT車の特徴だと言えます。
オートマ車の特徴
AT車はギアチェンジの操作が非常に簡単なのが特徴です。MT車では発進する時はギアを1に入れて、段々と速さが増すごとにギアを変えていくのですが、AT車の場合はアクセルを踏んでいれば、ギアを自動で車が変えてくれるので気楽に運転できます。
MT車と違って運転時の作業が少なくなりますので、運転に慣れていない人や高齢者、女性の方でも比較的乗りやすい車だと言えます。
マニュアル車のメリット
運転が楽しい
MT車に乗っている人が最も思っていることは運転の楽しさではないでしょうか。
自らギアチェンジを行い、運転をするのはマニュアル車でしか楽しめません。スムーズなシフト操作が出来れば、オートマ車以上の快適さも得ることが出来ます。
勾配のある坂道や山道はシフト操作やクラッチ操作をする機会も多いのでMT車で楽しく運転できる道でもあります。
踏み間違えが少ない
MT車ではAT車のようにアクセルとブレーキの踏み間違え事故が起こりにくくなっています。
MT車はクラッチを操作しながらアクセルを踏まないと、発進できずにエンストしてしまいます。
エンストした後もエンジンをかけ直さないと再発進も出来ない為、焦った後も一呼吸置くことが出来ます。
マニュアル車のデメリット
運転が複雑
マニュアル車はオートマ車と違ってクラッチ操作もしなければいけない為運転が複雑です。
オートマ車では、アクセルとブレーキだけで操作が出来ますが、マニュアル車はアクセルとブレーキに加えてクラッチペダルの操作も必要です。
MT車に初乗りの人はエンストの可能性もあり、運転が上達するにはAT車以上の時間がかかります。
先進安全装備が使用できない可能性
先進安全装備の中でも踏み間違え防止機能や、渋滞追従機能付きACCが使えない可能性があります。
MT車の特性上、踏み間違え防止機能はクラッチペダルがあるので必要がありませんが、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール（全車速追従機能付きACC）が使用できないのは不便です。
アクセルやブレーキの操作を自動で行い、一定の距離を保ちながら前に走る車の追従走行ができる機能ですが、クラッチ操作は電子制御ができないため、追従はできても停止はドライバー自ら操作する必要があります。
高速道路に乗る機会が多く、渋滞する道を多く使っている人は、デメリットを感じるでしょう。
坂道発進で後退の可能性
MT車に初乗りの人や不慣れな人は上り坂での発進時に後退する恐れがあります。
クラッチを繋ぎながらブレーキを離すタイミング、アクセルを踏むタイミングが慣れるまで難しい為、後ろの車にぶつからないように注意が必要です。
急な勾配の上り坂などではサイドブレーキの活用や、ヒルスタートアシストシステムが装備された車を選んだほうが良いでしょう。
車の選択肢が少ない
現在、新車販売されている車のほとんどがAT車であることから、車種の選択肢が大幅に少ない点があります。
MT車の新車販売台数が少ない状態であることからも、中古車でMT車を探す時も選択肢が限られてきます。
また中古相場でも同じ車種のAT車よりもMT車の方が相場が高くなることもあるため、車種や走行距離に加えて、予算や販売店も吟味する必要があります。
オートマ車のメリット
運転操作が簡単
AT車のメリットとして運転操作が簡単な点が上げられます。
ストップアンドゴーを繰り返すような街中での運転も面倒くさいシフト操作をしなくて良い為、発進から停止までの流れが簡単にスムーズに行うことが出来ます。
エンストが起きない
クラッチ操作を必要としない為、エンストがほぼ起きることがありません。
MT車のようにエンストして車が発進せずに焦ってしまうことや、坂道発進でエンストして車が後退してしまう危険性も少なくなっています。
変速ショックが少ない
クラッチ操作に加えてシフト操作も車が行ってくれる為、変速ショックも少ないことがあげられます。
AT車とCVT車の違いや、車種によって多少の違い、変速ショックはありますが、慣れないMT車に比べるとかなり変速ショックは抑えることが出来ます。
自動車教習所での料金が安い
自動車教習所で免許を取得する際の教習料金にも差があります。
MT車も運転可能な免許よりもAT限定免許は5万円以上安くなる教習所もあります。
MT車に乗る機会が無い方にはAT限定免許にすることによって、取得料金を抑えることが出来ます。
オートマ車のデメリット
エンジンブレーキが効きにくい
AT車ではMT車のようにシフト操作をしない為、エンブレが効きにくく感じることがあります。
車種によっては、2レンジやLレンジ、パドルシフトなどで対応可能な場合もあります。
踏み間違えが起こりやすい
クラッチ操作を必要としない為、アクセルとブレーキの踏み間違いが起こりやすくなっています。
MT車ではエンストして発進しなかった場面でもAT車だと発進して事故に繋がってしまうのは怖いポイントです。
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まとめ
マニュアル車とオートマ車のメリットとデメリットやMT車とAT車の違いと特徴はわかりましたか？
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